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週刊地震情報 2022.4.17 震度3以上の地震は減少 福島県沖震源の1回のみに

ウェザーニュース / 2022年4月17日 10時40分

ウェザーニュース

この1週間で国内で観測された地震回数は前週に比べると減少しました。

この期間は東北太平洋側の地震がやや少なくなっていて、沖縄北西沖の地震活動が目立っています。震度3以上の地震は1回のみで、3月から続いていた発生の多い状況は落ち着きました。(4月11日~4月17日10時の集計)

国内:福島県沖でM4.3 震度3以上は5日ぶりの発生

福島県沖の地震

15日(金)3時25分頃、福島県沖を震源とするマグニチュード4.3、深さ50kmと推定される地震が発生しました。この地震で福島県楢葉町で最大震度3を観測しています。

国内で震度3以上を観測する地震が発生するのは10日(日)の福島県沖のマグニチュード4.8以来5日ぶりです。今回の震源は3月に発生したマグニチュード7.4、最大震度6強の地震やその余震域から少し南に離れていて、別の活動と考えられます。

福島県沖はプレートの沈み込みにより、国内でも有数の地震活動が活発な領域です。今後もマグニチュード7クラスの地震はいつ発生してもおかしくありませんので、日頃からの対策が欠かせません。

国内:京都府南部を震源とする有感地震が続く

京都府南部の地震

16日(土)6時49分頃、京都府南部を震源とするマグニチュード2.9、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。この地震で京都府亀岡市で震度1を観測しています。

京都府南部では先月31日に発生したマグニチュード4.4、最大震度4の地震以降、有感地震が増えています。特にこの1週間では震度2が2回、震度1が2回発生しました。微小な地震を含む発生領域の広がりは今の所見られていません。

京都府内には今回の震源近くに伸びる三峠・京都西山断層帯などいくつか知られた断層帯があり、歴史史料では大きな地震被害の記録も残っています。南海トラフ巨大地震以外でも強い揺れに見舞われる可能性があることは知っておくようにしてください。

世界:パプアニューギニアでM6.1の地震

世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は1回発生しています。最も大きな地震はパプアニューギニアで発生したマグニチュード6.3です。

日本時間の13日(水)昼にパプアニューギニアのニューブリテン島北東部を震源とするマグニチュード6.1、深さが約149kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは北北西ー南南東方向に張力軸をもつ正断層型と解析されています。

地震の規模はやや大きかったものの、震源が深い深発地震だったため、大きな揺れに見舞われることはありませんでした。

今回の震源付近は太平洋プレートとオーストラリアプレートの境界に近く、しばしば大きな地震が発生しています。深さが10km程度の浅いタイプから300kmを超えるような深いタイプも起きている領域です。最近では2019年5月にマグニチュード7.6の浅い地震が発生しました。

参考資料など

※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

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