九州や西日本太平洋側で激しい雨 大雨による土砂災害や低地の浸水に警戒
ウェザーニュース / 2022年7月5日 7時20分
九州や西日本の太平洋側を中心に雨雲が発達して、雨の降り方が強まっています。局地的には激しい雨となり、道路冠水が発生しているところがある状況です。
このあとも暖かく湿った空気が流れ込み続けるため、台風からは離れている太平洋側の地域を中心に大雨に警戒してください。また、関東でも今夜遅くから雨が強まる予想です。
局地的に雨雲が発達 道路冠水発生も
今朝も九州北部や四国、紀伊半島南部などに発達した雨雲がかかり、7時までの1時間に福岡県大牟田市のアメダスでは64.0mmの非常に激しい雨を、高知県馬路村の魚梁瀬で31.0mmの激しい雨を観測しました。また、福岡県や熊本県、長崎県では猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報が発表されています。
7時現在、鹿児島県や宮崎県、愛媛県の一部には土砂災害警戒情報が、九州や四国、和歌山県などには大雨警報が発表されています。
福岡県大牟田市で撮影された写真を見ると、激しい雨により冠水が発生していて、道路を走るバイクや車が水しぶきを上げているのがわかります。
太平洋側は新たに200mm超の大雨に警戒
![](https://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202207/202207050095_box_img1_A.jpg?1656972863)
予想降水量 6日(水)朝までの24時間
今日このあとも太平洋側を中心に局地的に雨が強まる見込みです。明日6日(水)の朝にかけて多いところでは200mmを超える雨が予想されています。特に暖かく湿った空気の流れ込みやすい東海地方で雨量が多くなる見込みで、関東南部や紀伊半島南部、四国の太平洋側でも100mmを超える雨が予想されているところがあります。
また、高知県では24時間ですでに400mm以上の雨が降るなど、大雨となっているところがあり、そこにさらに多くの雨が降る予想です。土砂災害の発生に厳重に警戒し、河川増水や氾濫、激しい雨による低い土地の浸水や道路冠水などに警戒が必要です。
関東は今夜遅くから雨のピークに
![](https://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202207/202207050095_box_img3_A.jpg?1656972863)
雨の予想 5日(火)22時
また、東海では午前中から、関東も午後からは本降りの雨となるところがあり、太平洋沿岸を中心に雨の強まるおそれがあります。関東では今夜遅くから激しい雨に注意が必要で、明日6日(水)朝の通勤・通学時間帯にも雨のピークが重なる可能性があります。
こまめに最新の気象情報を確認し、今夜の帰宅・明日朝の通勤時間をずらすなどの対応を取れるように早めに準備をしておくようにしてください。
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