西日本で大雨 引き続き局地的な雷雨や土砂災害に注意

ウェザーニュース

今日7月9日(土)明け方にかけて、九州や静岡県などで非常に激しい雨が降り、大雨となった所がありました。

広域での大雨の峠は越えましたが、今日いっぱいは局地的な雷雨などに注意が必要です。地盤が緩んでいる所では土砂災害にも注意してください。

観測史上1位の値を更新した所も

西日本付近には暖かく湿った空気が流れ込んでいることで大気の状態が非常に不安定となっています。この影響で雨雲が発達し、九州や中国・四国地方に強い雨を降らせました。

熊本県球磨村の一勝地では、2時50分までの3時間に225.5mmという記録的な雨量を観測し、2年前の熊本豪雨の時の値を上回り観測史上1位の値を更新しています。

引き続き土砂災害等に注意

西日本の広範囲での大雨のピークは明け方までに越えましたが、今日いっぱいは大気の不安定な状態が続くため、局地的に激しい雨が降り雷雨となることがあります。落雷や竜巻などの突風にもご注意ください。

また、これまでの雨で地盤が緩んでいる所では土砂災害の危険性の高い状態が続きます。少しの雨でも新たな被害が発生するおそれがあるため、急な斜面や増水した河川など危険な場所には近づかないでください。