今週後半は広範囲で大雨のおそれ 寒冷渦と暖湿流で雨雲が発達
ウェザーニュース / 2022年7月11日 18時0分
今週後半は北から寒冷渦、南からは暖湿流が流れ込み、日本付近で前線の活動が活発になります。広い範囲で大雨となるおそれがありますので、警戒が必要です。
前線の活動が活発に
14日(木)になると西から前線が伸びて、18日(月)頃にかけて日本付近に停滞する予想となっています。前線の北側には上空の寒気を伴った低気圧である寒冷渦が近づき、前線の南側には南西から暖かく湿った空気が流れ込む見込みです。
性質の大きく違う空気が前線付近でせめぎ合うことで大気の状態が非常に不安定となって、雨雲が発達しやすくなります。特に15日(金)から17日(日)の週末は前線の活動が非常に活発です。
寒冷渦は動きが遅いという特徴があり、長時間に渡って西日本から北日本の広い範囲で大雨となるおそれがあります。
土曜、日曜は関東など東日本で特に警戒
17日(日)の予想降水量
寒冷渦は16日(土)~17日(日)が活動のピークとみられます。寒冷渦の南東側にあたる東日本で大気の状態が非常に不安定になり、南西から暖湿流が流れ込む関東や東海など、太平洋側で特に雨雲が発達する見込みです。
寒冷渦や前線の動きによっては雨量が増えて、大きな影響の出るおそれがあります。
寒冷渦は動きを正確に予測することが難しく、現時点では不確実性が大きいと考えられます。大雨の可能性があることを踏まえ、最新の情報をこまめに確認するようにしてください。
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