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梅雨空に逆戻りで記録的な大雨の所も 局地的な激しい雷雨に注意

ウェザーニュース / 2022年7月12日 10時0分

ウェザーニュース

今日12日(火)は日本海から上空に寒気を伴った低気圧が本州に接近し、東北から西日本の広範囲で雨が降っています。大気の状態が不安定で、局地的に激しい雷雨になるおそれがあるため注意が必要です。

「寒冷渦」が接近 一部では記録的な大雨に

日本海から上空約5,500mに−6℃という強い寒気を伴った低気圧が本州に接近しています。

上空に寒気を伴っていることから「寒冷渦」や「寒冷低気圧」と呼ばれることがあります。「寒冷渦」が接近すると地上の昇温と上空の寒気の影響で大気の状態が不安定になり、活発な雨雲や雷雲が発生しやすくなります。

新潟県の安塚では8時30分までの1時間に65.5mm(観測史上1位)の非常に激しい雨を観測しました。兵庫県神戸でも4時28分までの1時間に63.5mm(観測史上3位)の降水を観測していて、一部交通機関に影響が出ています。

大気の状態が不安定 天気の急変に注意

ゲリラ雷雨リスク(予想)

9時4分現在、兵庫県や京都府、愛知県の一部で大雨警報が発表されています。寒冷渦の動きが鈍いため、本州を中心に今日いっぱい雨が降りやすい天気が続く見込みです。

現在、雨が降っていなくても雨雲が急発生、発達して天気が急変するおそれもあります。短時間の激しい雨による道路冠水や河川用水路の増水や氾濫に警戒が必要です。荒天の間は外出を極力控えて安全な屋内で過ごすようにしてください。

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