宮城など東北は今夜再び雨が強まる 西日本から関東も強雨警戒
ウェザーニュース / 2022年7月16日 9時30分
今日16日(土)も日本付近は雨雲が発達しやすく、雨の強まっている所があります。宮城県内はこの後、一旦雨が小康状態になるものの、今夜は再び強まるおそれがあり、引き続き厳重な警戒が必要です。
観測史上1位の大雨の地点も
日本付近には梅雨前線に相当する前線が停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいることに加え、日本海に寒気を伴った低気圧があるため、大気の状態が非常に不安定です。
宮城県内では昨夜から雨が続き、相次いで記録的短時間大雨情報が発表されました。依然として県北を中心に活発な雨雲に覆われていて、9時までの24時間雨量は、大崎市・古川で観測史上1位となる236.5mm、大崎市・鹿島台で231.5mm、大衡村(おおひらむら)で225.5mmを観測しています。
すでに浸水や土砂災害による被害が起きており、9時の時点で大崎市と松島町の一部の地域に緊急安全確保、仙台市や石巻市などには避難指示が発令中です。
現在、降っている雨はこの後、一旦は小康状態となる見込みです。ただ、今夜以降は再び雨が強まり、新たな災害に繋がるおそれがあります。引き続き急な斜面や増水した川など危険な所には近づかず、厳重に警戒をしてください。
西日本、東日本は太平洋側を中心に強雨
![](https://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202207/202207160115_box_img2_A.jpg?1657931025)
雨雲レーダー
西日本や東日本も太平洋側を中心に雨雲の発達している所があります。9時までの1時間には愛媛県大洲市で47.0mm、和歌山県有田川町・清水で32.5mmの激しい雨、鹿児島県肝付町・内之浦で21.0mmの強い雨を観測しました。
九州の雨は峠を越えたものの、四国から近畿では昼過ぎにかけて雨の強まりやすい状況が続き、その後は東海、関東で雨が強まる見込みです。
局地的には1時間に30~50mmの激しい雨が降り、雨雲の動きによってはさらに強まるおそれもあります。大規模な道路冠水や河川の急な増水、土砂災害などに警戒が必要です。
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