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桜島で噴火相次ぐ いずれも噴煙は2000m前後か 独自レーダー解析

ウェザーニュース / 2022年7月25日 8時10分

ウェザーニュース

昨日7月24日(日)から今日にかけて、鹿児島県の桜島では噴火が相次いで観測されています。

雲やもやで視界が悪いことから、気象庁の観測では正確な噴煙高度が求められていませんが、ウェザーニューズが独自に設置している気象レーダー(WITHレーダー)による観測では、桜島方面で噴煙とみられるエコーが火口上約2000m前後まで上がった様子が観測されていました。

桜島での噴煙の規模としては特別高いということはなく、空振も大きくなかったことから、噴火そのものの規模が大きいという根拠になる情報はみられません。

噴煙は東方向に流れていると推定

気象庁による観測では、24日(日)20時05分以降、今朝8時までに4回の噴火が記録されています。上空低い所の風が弱いため噴煙はほぼ直上へ上がったとみられますが、上空高くまで上がった噴煙は東に流されているものとみられます。

▼気象庁による発表
7月24日(日)20時05分 爆発
 有色噴煙:火口上300mで雲に入る

7月25日(月)1時45分 噴火
 有色噴煙:火口上1200m

7月25日(月)4時45分 爆発
 有色噴煙:不明

7月25日(月)6時31分 爆発
 有色噴煙:火口上2200mで雲に入る

降灰報告の顕著な増加はなし

ウェザーニュースアプリでの調査途中経過

ウェザーニュースアプリでは火山灰の降灰状況の聞き取り調査を行っていますが、これまでのところ降灰の報告が普段よりも極めて多いという状況にはなっていません。

噴火警戒レベル5に引き上げ

桜島では、24日(日)20時05分に発生した噴火に伴う大きな噴石が火口から約2.5kmまで達し、桜島島内の居住地域に影響を及ぼす可能性があるとして、噴火警戒レベル5への引き上げに至りました。

桜島では、大きな噴石が火口から概ね 2.4kmを超える飛散をした場合、噴火警戒レベル5に引き上げる基準に該当します。

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