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足の汗と臭いを抑える対策 菌が増殖しやすい場所とは!?

ウェザーニュース / 2022年8月17日 4時55分

ウェザーニュース

夏の悩みの1つが足の臭いです。ライオン株式会社の足の臭いに関するアンケートでは、「自分や他人の足の臭いが気になった経験がある」人は約9割もいました。

また、「足の蒸れ、ぬるつきが気になる」「ケアの仕方がよくわからない」という声も寄せられているといいます。ライオン・ヘルスケアマイスターの芳賀理佳さんに、足の汗と臭いの上手な抑え方を教えて頂きます。

臭いのもとを抑えるには

そもそも足の臭いはなぜ発生するのでしょうか。

「足の臭いや蒸れなどの主な要因は『足汗』です。かいた直後の汗はほとんど無臭ですが、この汗と足裏の古い角質が菌によって分解されると、ツンとする独特な『足の臭い』が発生してしまいます」(芳賀さん)

どうしたら、それを防げるのでしょうか。

「基本的なことですが、足や靴を清潔に保つことが大切です。足の臭いや蒸れのもとになる足汗を抑えるためには、足用の制汗デオドラント剤を使うのも良いでしょう」(芳賀さん)

足の汗と臭いを抑える対策

足や靴を清潔に保つための具体的な対策を教えてもらいました。

「足を清潔に保つには、足を汗ふきシートなどでこまめにふくようにすると良いでしょう。また、入浴時にはシャワーなどで流すだけでなく、せっけん等で足の指の間まで洗いましょう。お風呂上がりには、丁寧に水気を拭きとって、乾燥させます」(芳賀さん)

足用の制汗デオドラント剤は、つま先を重点的にケアすることがポイントだそうです。

「臭いを効果的に抑えるためには、朝、靴を履く前の足が清潔な状態で使用するのがお勧めです。汗をかいている場合は、汗ふきシートやウェットティッシュで拭いて、清潔にしてから使いましょう。

また、足指の間と付け根は、特に丁寧に塗ってください。実は、足の菌は部位によって増殖具合が異なります。足指の間やつけ根部分は通気性が悪く、汗をかくと蒸れやすい。つま先とかかとでは、菌の量に違いがあるのです」(芳賀さん)

靴のケアも忘れずに!

足の臭い対策には、足と靴の両方をケアすることが効果的のようです。

「靴を履くときには、なるべく靴下を着用するといいでしょう。足の皮膚が靴の内側に触れるのを防ぎ、湿気も吸収してくれます。素足で履く場合には、抗菌性の中敷をお勧めします。

また、1日履いた靴は、できれば2〜3日陰干しするといいでしょう。履く前後に、靴専用の除菌・消臭剤を使用するのも効果的です」(芳賀さん)

【靴のケアのポイント】
・1日履いたら2〜3日陰干し
・靴下、中敷を使う
・靴専用の除菌・消臭剤も活用

まだまだ厳しい暑さは続きそうです。足汗と臭いを防ぐケアを試してみてはいかがでしょうか。

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