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新潟も大雨特別警報を警報に切り替え 雨が峠越えた後も災害警戒

ウェザーニュース / 2022年8月4日 11時30分

ウェザーニュース

新潟県に発表されていた大雨特別警報は、4日(木)11時30分に警報に切り替えられました。現在、特別警報の発表されている地域はありません。

雨が峠を越えた後も、河川の氾濫や土砂災害などの危険度は当面高い状態が続くため、警戒を続けてください。

24時間に600mm前後のこれまでに経験ない大雨

4日(木)8時までの24時間雨量は、新潟県関川村のアメダス下関で560.0mmと同地点の観測史上1位の値を大幅に更新しています。アメダス下関の平年値をみると、8月の1か月分の雨量は207.3mmですので、平年8月の2.5倍以上の雨が1日で降ったことになります。

このほか、アメダスのない地点を雨雲レーダーで推定した解析雨量では、新潟県内で600mm前後、山形県内では500mm前後の雨が降ったとみられるところもあり、この地域では記録的な大雨だったことがわかります。

雨がピークを越えても油断は禁物

山形県や新潟県、その他の東北・北陸地方の各地では、これまでに降った雨により河川が増水しています。川の水位は雨が弱まった後も上昇を続けることがあるため、決して様子を見に行ったりしないでください。また、浸水している所では道路と川の境がわからなくなるなど大変危険です。雨が弱まった後も油断は出来ません。


また、地盤が緩んでいることにより土砂災害の危険度も高まっています。市町村から発表される避難勧告などの情報をよく確認し、傾斜地など土砂災害の発生するおそれのある地区には近づかないようにしてください。

今日は関東〜北陸の各地で雨に 強雨に注意

明日5日(金)にかけては上空の気圧の谷の通過に伴い、東日本を中心にたびたび雨雲が発達しやすくなる見通しです。関東や東海、近畿、北陸などでは、一時的に雷を伴って非常に激しい雨の降るおそれがあるため、大雨による道路の冠水や、落雷による停電等に注意してください。

また東日本では、今日の気温は昨日よりも大幅に低くなり、暑さが和らぐ見込みです。朝から昼頃にかけては気温はほぼ横ばいとなり、東京では最高気温が30℃に届かない予想です。名古屋市や大阪市も最高気温は30℃前後で、ここ数日のような暑さにはなりません。雨が降って湿度が高いため蒸し暑さはあるものの、体は少し楽になりそうです。

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