北日本は前線近づき明日から大雨 記録的な雨量のおそれあり警戒を

ウェザーニュース

明日8日(月)は北日本に前線が近づき、その後は1週間前後にわたって、北日本付近に停滞するとみられます。記録的な大雨となるおそれがあり、早めの警戒が必要です。

前線の活動は活発に

大陸から伸びる前線が明日8日(月)になると北海道付近に近づきます。前線に向かっては暖かく湿った空気が強い勢いで流れ込むため、雨雲が発達しやすくなる見込みです。

北海道は次第に雨が降り出し、夜にかけて強まる所が増えてきます。局地的には1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降る可能性があり、夜間に移動を行なう場合は道路冠水などに警戒をしてください。

記録的な雨量になる可能性があり早めの警戒を

この先1週間の雨量予想

前線は南北に多少動きながら1週間を通して停滞し、北日本から北陸では強弱を繰り返しながら雨が続くとみられます。

断続的に湿った空気の流入するため、前線は活発な活動を続け、コンピューターによるシミュレーションの結果では、総雨量が500mm以上に達する予測をしているものがあります。これは東北北部の8月1か月の雨量を大きく上回る水準で、記録的な大雨を示唆している状況です。

現時点では雨量が増加する地域においては予報が定まっていないものの、大雨の可能性は高まってきているため、早めに備えを進められるようにしてください。

先日、大雨特別警報が発表された山形県や新潟県にも活発な雨雲がかかる可能性があります。すでに災害が発生した地域では、普段よりも少ない雨で新たな災害につながりますので、厳重な警戒が必要です。