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東北などは明日から大雨の1週間 記録的な雨量による災害に警戒

ウェザーニュース / 2022年8月7日 17時15分

ウェザーニュース

明日8日(月)、北海道に近づく前線は9日(火)になると東北付近まで南下する見込みです。その後は1週間ほどにわたって停滞し、大雨が予想されます。記録的な雨量となるおそれもあり、災害の発生に警戒が必要です。

週前半だけで200mm以上の大雨の所も

北海道は前線の接近に伴い、明日の昼頃から雨が降り出し、夜にかけて強まる所が増えてきます。前線周辺の活発な雨雲が通過するタイミングでは1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降る可能性があり、夜間に移動を行なう場合は道路冠水などに警戒をしてください。

明後日9日(火)からは東北北部が雨の中心になり、10日(水)にかけて最初のピークを迎える見込みです。秋田県から青森県にかけての日本海側で特に雨量が増える見通しで、多い所では200mm以上に達する予想となっています。

河川の増水や氾濫、土砂災害などの大雨災害の発生や、鉄道や道路など交通機関に影響するおそれがありますので、警戒が必要です。

週後半も雨が続き記録的雨量となる可能性

この先1週間の雨量予想

前線は南北に多少動きながら週後半にかけても停滞し、北日本から北陸では強弱を繰り返しながら雨が続くとみられます。断続的に湿った空気が流入するため、前線は活発な活動を続け、12日(金)頃からは次の雨のピークとなる見込みです。

コンピューターによるシミュレーションの結果では、総雨量が500mm以上に達する予測をしているものがあります。東北北部で8月1か月に降る平年の雨量は多い所で300mm前後ですので、これを大きく上回って記録的雨量となる可能性があります。

過去にあまり無いような大雨となるおそれがありますので、こまめに情報を確認し、大雨への備えを早めに進めるようにしてください。

前線が南下するタイミングでは、先日の大雨で被害が出ている山形県や新潟県、福井県などにも活発な雨雲がかかる可能性があります。すでに災害が発生した地域では、普段よりも少ない雨で新たな災害につながりますので、厳重な警戒が必要です。

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