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東北で記録的な大雨のおそれ 事前にできる対策を紹介

ウェザーニュース / 2022年8月8日 14時25分

ウェザーニュース

今日8日(月)、北海道に近づく前線は明日9日(火)になると東北付近まで南下する見込みです。その後も1週間ほどにわたって停滞し、長期間での大雨が予想されます。

記録的な雨量となるおそれもあるため、今日のうちに大雨への対策が安心です。事前に取るべき行動や、あらかじめ確認すべきこと、備えておくものなどについてまとめました。

冠水対策に排水溝などを掃除

排水溝や側溝に枯れ葉や砂・土などが溜まり詰まっていると、降った雨水の排水がうまくいかずに溢れてしまい、周囲が浸水することがあります。

屋根の雨どいも同様に、落ち葉などが詰まっていると雨水の通り道が確保されず、思わぬところから水が溢れる原因になりかねません。

大雨の予想がされている時は念入りに確認をして、必要があれば掃除をしてください。

※暗くなってからの屋外作業は危険です。明るい時間帯に行ってください。

危険な場所や避難所を確認

自宅や会社、学校など普段から過ごす場所の周辺にどんな危険が潜み、どんな災害が起こりやすいのかを、自治体が発行している「ハザードマップ」を活用して確認しておきましょう。

ハザードマップでは、洪水による浸水想定区域や、土砂災害の警戒区域、避難場所・避難所などを確認できます。

周辺の急な斜面、河川や用水路、冠水しやすそうなアンダーパスの位置なども、事前に把握しておくことが大切です。また、あらかじめ家族と避難する場所(近くの避難場所や親戚の家など)を、話し合って決めておくことをおすすめします。

夏休みやお盆期間なので帰省先や旅行などお出かけ先について、インターネットに掲載されている情報などを参照にするようにしてください。

移動の代替手段を確認

大雨により交通機関が乱れることもあります。

荒天時は無理に移動しないことが前提ですが、最新の交通情報をどこから確認するのか、移動の代替手段はどんなものがあるのかを事前に確認しておくと、もしもの際に安心です。

移動ルートの危険そうな場所や、気象の影響を受けやすいところなども調べておくと、移動時のリスクを減らすことができます。

また、期間中はお盆で移動する人が多く予想されます。高速道路の通行止めや、鉄道の運休など長期間使えなくなった場合の代替手段を確認したり、移動の計画の変更・中止の検討を改めて確認する必要があります。

食料・懐中電灯などを準備

停電が発生したり、避難所などへ移動することも想定し、準備しておくようにしましょう。

特に非常持ち出し袋の中身は、実際に使えるかどうかや使用期限などを定期的に確認しておくようにしてください。

飲料水や食料、乾電池などは、日頃から一定量を備蓄しておいて、賞味期限や使用期限が近づいたものから使用してまた補填する「ローリングストック」も有効です。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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