青森県津軽で雨量かさむ 深浦では24時間雨量の過去最大を更新

ウェザーニュース

今日8月9日(火)は北日本に前線が停滞し青森県の津軽や秋田県などで断続的に強い雨が降っています。青森県の深浦では24時間雨量が250mmを超えて観測史上1位の記録を更新しました。

明日にかけても青森県や秋田県で大雨となるおそれがあるため、河川の氾濫や浸水、土砂災害等に警戒してください。

夜間の屋外行動は危険を伴うため、少しでも崖やから離れた場所や浸水しにくい上の階に移動するなど、身の安全を確保して過ごすようにしてください。

津軽で300mm以上の大雨に

青森県内は津軽地方を中心に朝から激しい雨が降っています。24時間雨量は、アメダスの観測では20時までに深浦で257.5mmを観測して観測史上1位の記録を更新しているほか、国土交通省によると、自治体の雨量計では24時間に300mmを超える雨量を観測している所があります。

青森県弘前市では「緊急安全確保（警戒レベル5）」の避難情報が発令されるなど、既に災害の発生している所があります。夜中に避難所へ移動することは危険を伴うため、少しでも崖やから離れた場所や浸水しにくい上の階に移動するなど、身の安全を確保して過ごすようにしてください。

大雨は今夜から明日も続く

週後半にかけて予想される雨量

前線は来週前半にかけて北日本付近に停滞する見通しのため、東北や北陸は雨の強まりやすい状況の続くおそれがあります。1週間前後の長期間にわたって大雨が予想され、過去に経験のないような総雨量に達することも考えられます。

大きな河川が増水・氾濫したり、大規模な浸水被害や土砂災害が発生する危険性があるため、ハザードマップ等を確認し、危険な地域からの立ち退きなどを含め、避難等の対策の検討をお願いします。

また、鉄道や道路などの交通機関に大きな影響の出る可能性もあるため、気象情報に加えて交通情報も確認するようにしてください。