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関東で雲の切れ間に虹色の帯 環水平アークが出現

ウェザーニュース / 2022年8月12日 11時46分

ウェザーニュース

今日12日(金)の関東は湿った空気の影響で雲の多い天気となっています。神奈川県の一部では雲の切れ間に、虹色の帯が見られました。

上空の高い所に広がる薄雲が創り出す

この虹色の帯は環水平アークと呼ばれる現象です。

環水平アークは、上空の薄雲を構成する氷の粒が太陽の光を屈折させることで現れる光学現象のひとつで、太陽の中心から下方46度前後の空の低い所に出現します。

水平に長く伸びる虹の帯となることから、環水平アークと呼ばれ、太陽高度が68度前後の時に最もはっきり現れます。太陽高度が高い、4月上旬から9月上旬にかけての昼前後が見えやすい時間帯です。

今日の関東は上空の高い所に薄雲が広がっていて、さらに湿った空気によって発生した低い雲が風に流されて通過しています。低い雲の隙間でちょうど、環水平アークがみられたと考えられます。

午後は低い雲がだんだんと増えて、雨が降りやすくなっていきますので、天気の変化に注意が必要です。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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