台風8号が上陸し関東が雨のピークに 今夜にかけて激しい雨に警戒を

ウェザーニュース

台風8号は13日(土)17時半頃に静岡県伊豆半島に上陸しました。中心の東側に広がる活発な雨雲が関東にかかり、雨が激しくなっています。今夜遅くにかけて警戒が必要です。

関東南部の広範囲で土砂降りの雨

活発な雨雲が関東南部を覆っていて、各地で雨が強まっています。18時00分までの1時間には東京都府中市で34.0mm、埼玉県所沢市で31.0mmの激しい雨、神奈川県三浦市で23.5mmの強い雨を観測しました。神奈川県の一部には18時05分に土砂災害警戒情報が発表されています。

沿岸部では風も強く、最大瞬間風速は東京都江戸川区・江戸川臨海で24.2m/s、千葉市で20.0m/sを観測しました。

この後は台風の北東進に伴って、雨雲も移動する見込みです。東京や神奈川などは19時頃までが雨のピーク。その後は千葉や茨城に雨の中心が移り、22時頃までがピークになるとみられます。

局地的には1時間に50mm以上の非常に激しい雨が降り、道路冠水や中小河川の急な増水、土砂災害などのおそれがあります。また、沿岸部では風の強い状況が続きますので、車の運転時はアンダーパスなど低い所を避け、速度を控えめにしてください。

明日は台風一過の青空が広がる

14日(日)昼の天気分布予想

日付が変わる頃には台風の中心は関東の東の海上に抜け、明日14日(日)にかけては急速に天気が回復します。関東各地で朝から台風一過の青空が広がる見込みです。

日差しとともに暑さも戻り、明日の最高気温は東京都心で今日よりも5℃高い34℃、内陸部では35℃以上の猛暑日の所もある予想となっています。外出をする場合は熱中症対策が欠かせません。

また、お盆休み期間ということで、天気回復後にレジャーを予定されているかもしれませんが、海は波の高い状態が続く見込みです。山でも斜面が崩れていたり、川が増水している場合がありますので、十分に安全を確認するようにしていください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）