台風8号接近で関東は激しい雨 今夜遅くまで大雨や強風のおそれ

ウェザーニュース

台風8号（メアリー）は8月13日(土)17時半頃に静岡県伊豆半島に上陸しました。

18時の時点で台風は静岡県熱海市付近を北東に進んでいます。日付が変わる頃には東の海上に達し、その後は温帯低気圧に性質を変えながら北寄りに進む見込みです。


▼台風8号　8月13日(土)18時
　中心位置　　　熱海市付近
　大きさ階級　　／／
　強さ階級　　　／／
　移動　　　　　北東　30 km/h
　中心気圧　　　998 hPa
　最大風速　　　20 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　30 m/s

関東で雨のピーク　今夜遅くまで警戒を

雨雲レーダー

静岡県内は雨の峠を越えましたが、18時30分までの72時間雨量は、伊豆市・天城山で470.5mm、静岡市で328.0mmに達しました。地盤が緩んでいたり、川が増水していたりしますので、雨が落ち着いたあとも危険な所に近づかないでください。

関東は雨のピークを迎えており、1時間に30～40mmの激しい雨の降っている所があります。夜遅くにかけては台風の東進に伴って、千葉県や茨城県が強雨の中心となる見込みです。台風が東の海上に抜ける今夜遅くまで、道路冠水や中小河川の急な増水、土砂災害などに警戒が必要です。

また、沿岸部では瞬間的に20m/sを超えるような風が吹いています。風による飛来物などにも注意が必要です。

天気回復後もレジャーは油断はせずに

14日(日)昼の波の高さの予想

14日(日)は台風が離れて、関東などは天気が回復し、台風一過の青空の広がる所が多くなります。

ただ、大雨のあとの川の水位はすぐには下がりません。増水した川は普段より流れが早く、危険な状況になっていますので、近づかないようにしてください。

また、沿岸部では波の高い状態が続く予想です。お盆休み期間中ということで、山や海のレジャーを予定されている方がいらっしゃると思われますが、安全を第一に行動することが重要です。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風8号の名前「メアリー（Meari）」は北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）が提案した名称で、やまびこという意味の言葉から名付けられています。