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台風8号(メアリー) 東北の東に離れる 大気不安定で局地的に強雨

ウェザーニュース / 2022年8月14日 7時30分

ウェザーニュース

8月14日(日)6時現在、台風8号(メアリー)は気仙沼市の東南東約220km付近を足早に北東進しています。明日15日(月)までには温帯低気圧に変わる見通しです。

台風本体の雨雲は陸地から離れたため雨のピークは越えましたが、日本付近は湿った空気と上空の寒気の影響で大気が不安定となっていて、所々で非常に激しい雨が降っています。

また、これまでに降った雨で川の水位や土砂災害のリスクは高い状況で、海上では波の高い状況が続きます。お盆休みのレジャーの際は危険な場所に近づかないようにしてください。


▼台風8号 8月14日(日)6時
 中心位置   気仙沼市の東南東約220km
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北東 50 km/h
 中心気圧   998 hPa
 最大風速   20 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 30 m/s

総雨量400mm超となった所も

14日(日)1時までの24時間雨量

台風8号の接近前から雨の強まっていた東海地方では、降り始めからの雨量が400mmを超える大雨となった所もありました。

このほか、静岡県や関東南部、伊豆諸島の各地で100mm以上の雨が降り、都市部でも大規模な冠水などの被害が生じた所もありました。

台風8号本体による雨は各地で峠を越えていますが、日本付近は湿った空気と上空の寒気の影響で大気が不安定となっていて、しばらくは急に激しい雨の降る所がありそうです。大雨による災害に警戒を続けてください。

天気回復後もレジャーは油断はせずに

14日(日)昼の波の高さの予想

今日14日(日)は台風が離れて、関東などは天気が回復し、台風一過の青空の広がる所が多くなります。気温が高くなるため、熱中症にご注意ください。

お盆休み期間中ということで、山や川、海などアウトドアのレジャーを予定されている方もいらっしゃるかと思います。

大雨のあとの川の水位はすぐには下がりません。増水した川は普段より流れが早く、危険な状況になっていますので、近づかないようにしてください。

また、沿岸部では波の高い状態が続く予想です。マリンレジャーでは高波に注意し、決して無理をしないようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風8号の名前「メアリー(Meari)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、やまびこという意味の言葉から名付けられています。

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