前線の動きが遅く雨量増加も 西日本から北陸で大雨のおそれ
ウェザーニュース / 2022年8月17日 11時0分
今日17日(水)は前線が日本海を南下しており、西日本や北陸を中心に雨の所が多くなっています。前線の動きが遅いため、同じような所で強雨の続く可能性があり、大雨への警戒が必要です。
九州では非常に激しい雨
前線に向かって流れ込む湿った空気の影響で、局地的に雨雲が発達しています。
九州から中国、近畿、北陸で活発な雨雲が目立っていて、10時30分までの1時間に佐賀県伊万里市で51.0mmの非常に激しい雨、長崎県佐世保市で40.5mm、福岡県福岡市・早良脇山で32.0mmの激しい雨、大阪府茨木市では21.5mmの強い雨を観測しました。
10時30分の時点で石川県、福岡県、佐賀県、大分県に土砂災害警戒情報が発表されています。
前線の動きが遅く、強雨が続くおそれ
![](https://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202208/202208170095_box_img2_A.jpg?1660699733)
17日(水)朝の実況天気図
前線は今朝の時点で関東北部から能登半島付近を通って、朝鮮半島南部に伸びています。今夜にかけてもあまり大きな動きはないものの、九州付近では少し南下する予想です。前線上には低気圧が発生し、東に進みます。
前線に近い九州北部から山陰は午後にかけても断続的に活発な雨雲が通過し、局地的には1時間に80mmを超えるような猛烈な雨となる見込みです。また、低気圧が近づく北陸も今夜になると雨が激しくなるとみられます。
雨雲の発達しやすい状況は、明日18日(木)の朝まで続くおそれがあります。大規模な冠水や河川の増水・氾濫、土砂災害などの危険性が高まりますので、厳重に警戒をしてください。
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