九州は今夜いっぱい大雨警戒 明日は北陸や北日本で強雨のおそれ
ウェザーニュース / 2022年8月17日 15時25分
前線や湿った空気の影響で、今日17日(水)午後も九州では局地的に雨が強まっています。少なくとも今夜いっぱいは大雨に警戒が必要です。明日18日(木)になると、強い雨の中心は北陸や東北に移っていきます。
今夜は線状降水帯が形成の可能性も
日本海に伸びる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでおり、周辺では雨雲の発達しやすい状況が続いています。特に九州北部は雨量が増え、15時までの24時間雨量は佐賀県佐賀市で175.5mm、福岡県久留米市・耳納山で160.5mmに達しました。
上空の気圧の谷に対応する発達した雨雲が夕方から夜にかけて通過するため、九州北部では激しい雨の降る所が多い見込みです。
さらに今夜遅くから明日早朝にかけては南西からの風と北西からの風による収束帯周辺で雨雲が発達し、線状降水帯が形成される可能性があります。局地的には1時間に80mmを超えるような猛烈な雨の降るおそれがあり、大規模な冠水や河川の増水・氾濫、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。
明日は北陸や北日本で強雨に
![](https://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202208/202208170235_box_img2_A.jpg?1660715381)
18日(木)朝の雨雲の予想
明日は日本海で発生する低気圧が北陸から東北方面に進む予想となっています。低気圧の周辺では湿った空気が継続的に流れ込んで、雨雲が発達する見込みです。
北陸や東北南部の早い所では明日の未明から強雨となって、東北北部でも朝から活発な雨雲がかかってきます。午後は北海道の太平洋側に雨雲が拡大し、局地的には1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨が降る予想です。
北陸や北日本では度重なる大雨の影響が残っている所があります。新たな災害や二次災害の発生に警戒をしてください。
また、西日本、東日本の太平洋側まで南下する前線の周辺でも、激しい雨の降るおそれがありますので、警戒が必要です。
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