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色とボツボツで判断? 自分好みの苦いゴーヤを見分けるコツ

ウェザーニュース / 2022年8月30日 11時30分

ウェザーニュース

旬の後半を迎えたゴーヤ(ゴーヤー)は、夏の疲れが溜まった体を元気にしてくれる野菜の一つです。ゴーヤはもともとインドや東南アジア原産で、そこから中国に伝わり、沖縄へとやってきた野菜。

このゴーヤ、特徴はなんといっても苦みですが、この苦みの好みが大きく分かれるようです。

ウェザーニュースでゴーヤを食べる頻度について、2021年にアンケート調査を行ったところ、「時々食べる」が最も多く41%、次いで「ほとんど食べない」が40%、「よく食べる」が12%、「食べたことがない」が7%という結果でした。ゴーヤの生産量が多い沖縄県や九州南部では、「よく食べる」割合が高く、馴染み深い野菜であることが分かります。

食べる頻度の違いからも、人によってゴーヤの好みが分かれることが想像できます。苦味が気になる人のためにも、自分好みのゴーヤを選ぶコツを、野菜ソムリエプロの吉田謹子さんに伺いました。

ゴーヤは若いほど苦い

ゴーヤは種類によって苦みが強いものとそうでないものがありますが、実は生産農家のプロでも、見分けるのが難しい野菜だそうです。

「そこで、比較的わかりやすいのはゴーヤの成熟度です。ゴーヤは、未熟な間は鳥などの外敵に食べられにくくするために苦みが強いといわれています。

つまり、未熟なうちは苦みが強く、成熟してくると苦みは薄くなっていくので、苦い方がお好みなら未熟なものを、苦みが苦手なら成熟しつつあるものを選べばよいということになります」(吉田さん)

未熟と成熟しているものは簡単に見分けられるのでしょうか。

色とボツボツで成熟度を見分ける

「まず色と全体の様子を見ます。未熟なものは緑色が濃く、手にとると中がみっちりと詰まって重たい感じがします。また特徴的なボツボツが小さく密集しているものは、未熟で苦いものが多いと言われています。

ゴーヤは成熟してくると濃い緑から黄緑色に変わり、ボツボツも大きく荒めになってきます。また、手に取ると、大きさの割には軽い感じがします。

これは種の部分にすきまができてくるためです。こういうものは苦みが少ないので、苦みが苦手な方向けです。ただし、成熟しすぎたものは果肉が薄くなり固くなっておいしくなくなります。家庭菜園で栽培されている方は、成熟させ過ぎないように注意しましょう」(吉田さん)

完熟すると想像を絶する姿に

旬のゴーヤは四季を通じてもっともビタミンCが多く、栄養価も高くなります。しかもゴーヤのビタミンCは他の野菜に比べて熱に強いので、炒め物などに向いているそうです。旬の今のうちに、自分好みのゴーヤを選んでおいしくいただきましょう。

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