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熱帯低気圧が発達し「台風11号」発生の可能性 前線活発化で大雨のおそれ

ウェザーニュース / 2022年8月28日 11時0分

ウェザーニュース

8月28日(日)9時に南鳥島近海で熱帯低気圧が解析され、気象庁は24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しました。次に台風が発生すれば今月5つめの台風で、台風11号と呼ばれることになります。

週中頃に本州付近で前線の活動を活発化させ、大雨をもたらす可能性があります。今後の情報に注意してください。

▼熱帯低気圧 8月28日(日)9時現在
 中心位置   南鳥島近海
 移動     北北西 30 km/h
 中心気圧   1008 hPa
 最大風速   15 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 23 m/s

秋雨前線が活発化するおそれ

台風接近後の天気図

この熱帯低気圧の進路予報をみると、30日(火)頃に日本の南に進み、31日(水)頃には西日本方面で熱帯低気圧に変わる予報となっています。台風になったとしても顕著な発達は予想されておらず、台風としての下限の勢力で接近してくる見込みです。

それでも油断は出来ず、31日(水)から9月1日(木)にかけて、停滞する秋雨前線の活動を活発化させて大雨を降らせるおそれがあります。雨が強まるのは太平洋側だけにとどまらない可能性もあるため、今後の情報に十分注意してください。

8月は年間で最も台風発生の多い時期

平年の台風発生数

今月は既に台風7〜10号が発生していて、次に台風が発生すると、8月の5つ目の台風で「台風11号」と呼ばれることになります。

8月の台風発生数の平年値は5.7個で、例年台風の発生が一番多い時期です。秋にかけて日本に影響のある台風が次々と発生することも考えられるため、台風への備えを進めてください。

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