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<動画>気象衛星ひまわり8号から見た台風11号の「台風の目」

ウェザーニュース / 2022年8月30日 15時5分

ウェザーニュース

※ページ内で動画が再生が出来ない場合は、ウェザーニュースのアプリやWebサイトの「お天気ニュースCh.」からご覧ください。

8月30日(火)12時現在、非常に強い台風11号(ヒンナムノー)は日本の南を西に進んでいます。

28日(日)の台風発生から2日たらずで急速に発達していて、中心付近には明瞭な「台風の目」が出現しています。

気象衛星ひまわり8号が観測した画像をアニメーション動画で見ていきます。

▼台風11号 8月30日(火)12時現在
 中心位置   日本の南
 大きさ階級  //
 強さ階級   非常に強い
 移動     西 35 km/h
 中心気圧   950 hPa
 最大風速   45 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 65 m/s


発生から2日たらずで950hPaに

28日(日)9時に熱帯低気圧が発生し、わずか6時間で急速に発達して28日(日)15時に台風11号になりました。

発生から24時間後の29日(月)15時には中心気圧975hPa・最大風速35m/sの強い勢力に達していて、夕方から夜に小笠原諸島に最接近。父島では18時過ぎに48.4m/sの最大瞬間風速を観測し、8月の1位の値を更新しています。

発生から42時間後の今日30日(火)9時には中心気圧950hPa・最大風速45m/sの非常に強い台風になっていて、中心には明瞭な「台風の目」があらわれています。4段階の勢力階級のうち最も強い「猛烈な」勢力と解析されてもおかしくないほどの衛星画像です。

大東島地方は猛烈な風に警戒

台風11号は明日31日(水)に沖縄県の大東島地方に接近する見込みです。かなり発達した状態で近づくため、大東島地方では暴風雨に見舞われ、ピーク時には1時間に80mmを超える猛烈な雨や、瞬間的に60m/sを超える記録的な暴風となるおそれもあります。暴風被害のあった2020年の台風10号を超える荒れ具合になることも考えられます。

また、沖縄本島地方も明日31日(水)は次第に風が強まり、台風の進路によっては暴風となる見込みです。明後日9月1日(木)以降は台風の動きが遅くなり、沖縄では4日(日)~5日(月)頃まで影響が残る可能性があります。雨や風の対策に加え、食料品などの適切な備蓄も検討してください。

台風の暴風域に入る確率

5日先までに台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)
 鹿児島県
  薩摩・大隅地方   3 %
  種子島・屋久島地方 4 %
 奄美地方       21 %
 沖縄本島地方
  本島北部・中南部  39 %
  慶良間・粟国諸島  34 %
  久米島       31 %
 大東島地方      96 %
 宮古島地方      45 %
 八重山地方
  石垣島地方     37 %
  与那国島地方    26 %

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風11号の名前「ヒンナムノー(Hinnamnor)」はラオスが提案した名称で、国立保護区の名前が由来です。

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