台風11号の接近で沖縄は風が強まる 瞬間風速は30m/s超の所も

ウェザーニュース

大型で強い勢力の台風11号（ヒンナムノー）は、先島諸島の広い範囲を風速25m/s以上の暴風域に巻き込みながら、北上を続けています。台風の接近に伴い、各地で雨や風が強まってきました。

沖縄本島でも風が強い

台風の進路の東側に当たる宮古島地方で風が強く、最大瞬間風速は18時20分までに宮古空港で30.9m/s、下地島で28.8m/sを観測しています。

また、アウターバンドと呼ばれる、台風の中心から少し外側の雨雲の帯が通過している沖縄本島や与那国島周辺でも突風が吹いている状況です。

宮古島では強い風によって木々が大きく揺さぶられており、外出するには危険な状況になりつつあります。

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今夜にかけて暴風のピークに

台風の中心が最も近づく今夜21時～24時にかけてはさらに風が強まる見込みです。特に台風の中心が最も近づくとみられる多良間島などでは、瞬間的に60m/s前後の風が吹き荒れるおそれがあります。

そのほかの各地でも40m/s以上の暴風が予想されますので、夜間は飛来物などに備え、安全な所で過ごすようにしてください。

台風の動きが遅いため、ピークを過ぎたあとも吹返しの風が続く見込みです。明日4日(日)の午前中いっぱいは危険な状況になるとみられますので、厳重な警戒が必要です。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）