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北陸などで体温並みの猛暑予想 台風北上でフェーン現象

ウェザーニュース / 2022年9月4日 18時0分

ウェザーニュース

明後日6日(火)は台風11号が日本海に進み、南風が強まります。フェーン現象で北陸などは体温並みの猛暑となる見込みです。

山越えの強い南風

台風11号は6日(火)には強い勢力を保って朝鮮半島南部から日本海に進む予想となっています。西日本や東日本は等圧線が非常に混み合い、南寄りの風が強まる見込みです。

この風が山越えとなる山陰から北陸にかけての日本海側はフェーン現象が起こりやすくなります。

フェーン現象とは湿った気流が山脈を越える際に、湿度が低下して乾燥した高温の空気となり、山脈の反対側のふもとで極端な気温の上昇をもたらす現象です。季節外れの暑さをもたらすことがあります。

石川県小松や新潟県三条は37℃予想

石川県小松の気温変化

6日(火)はしっかりと日差しが届く北陸で気温の上昇が顕著になるとみられます。

石川県小松市の気温変化を見ていくと、明日5日(月)が34℃まで上がる予想です。明後日6日(火)は朝の気温が25℃以上と高く、日差しが出るとともに気温が大きく上昇。午後は37℃と体温並みの暑さを予想しています。

そのほか、新潟県三条市で37℃、長岡市や上越市高田、富山県富山市、石川県輪島市で36℃など各地で猛暑日となる見込みです。

フェーン現象特有の乾いた風が強く吹くため、体感温度はそこまで極端に高くはなりませんが、風通しの悪い室内は温度が上昇しやすいので、適切な温度管理を行って、熱中症にならないよう注意をしてください。

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