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蛍まとめ2022 見頃は春の高温の影響で平年並みか早かった

ウェザーニュース / 2022年9月11日 11時5分

ウェザーニュース

ウェザーニュースで分析した、2022年の蛍の飛翔開始と見頃時期のまとめをお伝えします。

今年の見頃は平年並み〜早かった

蛍の飛び始めの時期は、蛍が卵から蛹(さなぎ)の姿である期間の気温に左右されます。平年より暖かい日が多いほど、飛び始めは早い傾向になります。

今年の1月から2月は寒い日が多かったものの、3月以降は寒気の南下が弱く、平年よりも暖かい日が続きました。このため、西日本や東海では蛍の出現は平年並みか早い所が多くなりました。

5月から6月にかけては冷たい空気が流れ込み、曇りや雨の日が続く時期があり、関東や北陸、北日本の蛍の出現は平年並みの所が多くなりました。

初夏にぐずついた天気となった時期があるため、見頃については地域によるばらつきがやや大きくなりました。ただ、春の高温の影響で全国的に平年並みか早めの所が多くなっています。

見頃開始から終了までは長期間

アンケート結果

アプリ「ウェザーニュース」の利用者を対象におこなったアンケート調査では、5月中旬から「見かけた」報告数が増え始め、全国的には6月中旬に蛍の出現がピークを迎えていると考えられます。

ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルはそれぞれ飛び始めや見頃時期がやや異なるので、見頃開始から終了まではある程度、長期間となっているようです。

来年もまた蛍の光を楽しめるように

蛍の出現は気象的な要因だけでなく、卵や幼虫が生育する川の環境の影響も受けます。川が増水すると卵や幼虫が流されてしまうことがあり、今年、梅雨末期の大雨や台風などの影響を受けた地域では、来年の蛍の出現数が減少する可能性があります。

来年もまた蛍の光を楽しめるように、美しい自然を守っていきたいですね。

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