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台風12号は強い勢力に 動き遅く沖縄・先島は数日にわたって荒天

ウェザーニュース / 2022年9月10日 10時30分

ウェザーニュース

9月10日(土)9時、台風12号(ムイファー)は強い勢力となりました。沖縄の南の海上を北西に進んでいます。

台風は明日11日(日)以降、高気圧に進路を妨げられて動きが遅くなり、先島諸島では来週前半にかけて数日にわたって荒天の続くおそれがあります。

▼台風12号 9月10日(土)9時
 中心位置   沖縄の南
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     北西 20 km/h
 中心気圧   975 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s

台風の影響が長引き雨量は増加

13日(火)夕方までの予想積算雨量

台風12号は明日以降、先島諸島に近づく予想となっています。先日の台風11号に続いて、再び大雨や暴風、うねりを伴った高波のおそれがあるため警戒が必要です。

台風は来週前半にかけて動きが遅くなるとみられます。台風周辺の活発な雨雲が長時間かかることで、雨量が増加する見込みです。13日(火)夕方までの総雨量は、石垣島や西表島で300mm以上を予想しています。台風のコースや速度によって雨量がさらに増える可能性もあり、土砂災害や浸水などの影響が懸念されます。

数日にわたって台風の影響が続きますので、早めに台風対策を進めると共に、備蓄などの準備もしておくと安心です。

コースは定まってきたが、速度の幅が大きい

世界の各国のシミュレーションモデル

この図の細い線1本1本は、世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、状況次第で進路にかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。

台風の進路の東西の幅は狭く、先島諸島付近を通過する可能性が高いことがわかります。コースはある程度定まってきた一方で、速度の幅が大きく、その分だけ予報円が大きくなっている状況です。

※気象庁の台風進路図の破線で示された「予報円」は、その時刻に台風の中心が到達する確率の高い範囲を示しています。予報円が大きいことは進路の誤差が大きいことを示していて、台風の勢力や大きさの変化を表すものではありません。

平年の台風発生数

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風12号の名前「ムイファー(Muifa)」はマカオが提案した名称で、梅の花を意味する言葉からとられています。

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