石垣島は台風12号の目に突入か 一時的に風雨が弱まっても油断は禁物

ウェザーニュース

9月12日(月)10時時点で、強い勢力の台風12号（ムイファー）は暴風域を伴って石垣島の南約30kmを北に進んでいます。

石垣島は今日日付が変わってから8時台まで、平均風速が20m/sを超える状態が続いていました。7時10分には38.9m/sの最大瞬間風速を観測しています。しかし、10時に入ると次第に風が弱まり、10時55分には平均風速が2.9m/sになりました。石垣島は台風の目に入ったとみられます。

雨雲レーダーの画像を見ても、台風の中心付近には雨雲の少ない領域が広がっていて、石垣島付近はその中に入っています。10時55分に観測された平均風速は、中心から少し離れている西表島で12.0m/s、宮古島で11.8m/sと、石垣島より強くなっている状況です。

午後は再び暴風雨　明日にかけて厳重警戒

12日(月)11時15分頃　沖縄県石垣市

台風12号は動きが遅いため、昼過ぎにかけて風雨は比較的落ち着いた状況が続くとみられます。ただ、その後は吹き返しの風が予想され、瞬間的には40～50m/sの暴風となるおそれがあります。

これまでの暴風雨によって倒木などの被害がすでに出ているところもあります。雨や風が落ち着いている間も自宅の周囲などの確認程度に留め、引き続き外出は控えるようにしてください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）