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熱帯低気圧が発達 台風14号発生の可能性 三連休は広く荒天のおそれも

ウェザーニュース / 2022年9月13日 17時45分

ウェザーニュース

9月13日(火)15時現在、日本の南で発達中の熱帯低気圧について、気象庁は24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しています。次に台風が発生すれば、台風14号と呼ばれることになります。

三連休頃は奄美・九州をはじめ日本列島の各地に影響を及ぼすおそれがあるため、警戒が必要です。

▼熱帯低気圧 9月13日(火)15時
 中心位置   日本の南
 移動     東 ゆっくり
 中心気圧   998 hPa
 最大風速   15 m/s
 最大瞬間風速 23 m/s


北西に進んだ後、転向して北東進の可能性

気象庁の進路予報をみると、この熱帯低気圧・台風は15日(木)以降は北西に進んで、奄美・沖縄や九州方面に向かっています。

その後の進路はまだ不確実ですが、九州付近で転向し、北東に進んで日本海〜北日本方面に向かう可能性が考えられます。

この図の細い線1本1本は、世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、状況次第で進路にかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。

これらのメンバーを比較すると、進路予報のばらつきがかなり大きい状況が見て取れます。そして多くのメンバーは東シナ海から日本海や本州方面へ転向しているため、その確率が高まっていると言えそうです。

※気象庁の進路図において破線で示された「予報円」は、その時刻に台風・熱帯低気圧の中心が到達する確率の高い範囲を示しています。予報円が大きいことは進路の誤差が大きいことを示していて、台風・熱帯低気圧の勢力や大きさの変化を表すものではありません。

三連休は広い範囲で雨に

三連休前後の天気と気温

現時点では、奄美・沖縄付近は16日(金)頃から三連休中日の18日(日)を中心に風雨が強まる予想です。その後、西日本や東日本、北日本へ接近し、三連休や連休明けは各地で雨を降らせるとみています。

気象庁の進路予報では暴風警戒域もあらわれていて、熱帯低気圧・台風の接近時は荒れた天気となるおそれがあります。宮崎県など西日本の太平洋側は熱帯低気圧・台風が接近する前から湿った空気の影響で雨が降りやすく、大雨となるおそれもあるため注意が必要です。

進路次第で各地への影響が大きく変わるため、今後の情報をこまめに確認するようにしてください。

平年の台風発生数

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