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西日本太平洋側は断続的に雨 総雨量は1000mm超のおそれ

ウェザーニュース / 2022年9月17日 11時45分

ウェザーニュース

台風14号の最も外側に広がる雨雲の帯が、すでに西日本の太平洋側などにかかりはじめています。台風の接近に伴って同じような所で強雨が続き、記録的な大雨となるおそれがありますので、厳重な警戒が必要です。

所々に活発な雨雲も

台風14号は大型で猛烈な勢力となっており、中心から離れた所にも雨雲を伴っています。アウターバンドと呼ばれる雨雲の帯や、南東から吹き込む湿った風の影響で、すでに西日本の太平洋側や奄美地方に雨雲がかかっている状況です。

一部に活発な雨雲もみられ、11時30分までの1時間に鹿児島県天城町で20.0mm、和歌山県那智勝浦町・色川で12.0mm、宮崎県美郷町・神門で8.0mmの雨を観測しました。

土砂災害や河川氾濫などの危険性高まる

20日(火)昼までの予想積算降水量

台風の北上に伴って線状降水帯が形成される可能性があり、雨量が増加する見込みです。

20日(火)昼までの総雨量は九州や中国、四国の広範囲や紀伊半島の一部で300mm以上が予想されています。特に九州の太平洋側や四国の山沿いは500mmを上回り、宮崎県の山沿いでは1000mm超に達する可能性があります。

元々雨が多い宮崎県の山沿いでも、1000mmを超えるケースは多くはありません。土砂災害や河川の増水・氾濫などの危険性が高まりますので、大きな災害への備えを進めてください。風が強まると避難が困難になるので、早めの対応が必要です。

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