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九州北部でも1時間50mm前後の雨 土砂災害や河川氾濫に厳重警戒

ウェザーニュース / 2022年9月18日 18時30分

ウェザーニュース

大型で非常に強い台風14号(ナンマドル)の北上に伴って、活発な雨雲も九州北部に拡大してきました。非常に激しい雨の降っている所が増え、災害の発生に一層の警戒が必要です。

宮崎県には大雨特別警報発表中

台風の周囲を吹く南東からの風に沿うような形で、いくつかの活発な雨雲の帯が形成されています。

こうした雨雲が九州山地にぶつかるあたりで特に発達しており、18時00分までの1時間には宮崎県都城市で51.5mmの非常に激しい雨、福岡県添田町で49.0mmの激しい雨を観測しました。宮崎県内は積算雨量が急増しており、美郷町・神門の24時間雨量は493.5mm、都城市は481.0mmです。宮崎県には大雨特別警報が発表されています。

鹿児島県から宮崎県、大分県にかけては広い範囲で土砂災害の危険度が高まっており、いつ土砂災害がおきてもおかしくない状況になっています。また、各地で川の水位も上昇し、一部の河川には氾濫危険情報が出ている状況です。

引き続き災害発生に厳重な警戒を

18日(日)夜の雨雲の予想

台風はあまり速度を上げずに北上を続けるため、九州南部では今夜遅くまで。九州北部では明日19日(月)の朝にかけて断続的に非常に激しい雨が降る見込みです。

山沿いの広い範囲で総雨量が500mmを上回り、宮崎県など多い所では1000mm前後に達する可能性があります。今後の雨で土砂災害の危険性がより高まり、河川氾濫のおそれが出てきますので、夜間はできるだけ安全な所でお過ごしください。

また、雨が落ち着いたあともしばらくは危険な状態が続きますので、急な斜面や増水した川に近づくのは禁物です。

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