宮崎県で24時間雨量が600mm超 災害発生の危険性非常に高い

ウェザーニュース

大型で非常に強い台風14号（ナンマドル）は鹿児島市付近に上陸後、九州を北上しています。宮崎県を中心に記録的な大雨となっており、多い所では24時間雨量が600mmを超えました。

午後は断続的に1時間50mm前後の雨

宮崎県美郷町・神門では今日18日(日)の昼前から1時間に50mm前後の激しい雨が続いています。

20時30分までの24時間雨量は616.5mmに達しました。九州でも雨の多い地域ではありますが、9月1か月分の平年の雨量を上回るほどの大雨です。都城市も541.5mmまで増えて、観測史上1位の557.0mmに迫ってきました。

宮崎県内を始めとする九州の太平洋側は土砂災害の危険度が高く、一部の地域では災害逼迫レベルに達している状況です。河川の水位も上昇しており、大淀川や本庄川、広渡川には氾濫危険情報が出ています。

宮崎県など九州南部の太平洋側は深夜にかけて激しい雨が降り続き、雨量はさらに増加する見込みです。多い所では24時間雨量が1000mmに迫るような記録的な大雨となる可能性があり、大きな災害の発生に厳重な警戒が必要です。

宮崎県には大雨特別警報が発表されており、緊急安全確保の発令されている自治体も多くなっています。今夜は安全な所でお過ごしください。