台風15号の北側に発達した雲 近畿や東海は接近前から激しい雨
ウェザーニュース / 2022年9月23日 10時45分
四国沖を北上している熱帯低気圧が台風15号になりました。中心の北側には非常に発達した雨雲を伴っており、近畿や東海では接近前から雨が強まっています。
台風として発達しなくても大雨のおそれ
台風15号は四国沖を北上しています。中心の周辺や南側には目立った雲はなく、活発な雲は北から北東側に集中。その一部が紀伊半島にかかりはじめています。三重県尾鷲市では10時までの12時間の雨量が164.5mmに達しました。
台風15号はそれほど発達しないものの、雨を降らせる力は十分にあります。この後は台風の北上とともに、海上に広がる活発な雨雲もかかってくるため、近畿や東海では今夜にかけても断続的に激しい雨が降る見込みです。
紀伊半島では非常に激しい雨の降るおそれ
23日(金)午後の雨雲の予想
特に南東からの風が紀伊山地に吹き付ける形になる三重県南部や和歌山県南部は雨が強まりやすく、ピークとなる夕方から夜は1時間に60~80mmの非常に激しい雨が降る見込みです。和歌山県には大雨警報が発表されています。
明日24日(土)朝にかけての総雨量が300mm前後に達する可能性がありますので、土砂災害や河川の増水・氾濫などに警戒が必要です。
また、そのほかの近畿や東海でも雨の強まる所があり、市街地での道路冠水も心配されます。三連休の初日ということで、車で移動する方が多いかと思われます。運転の際に雨が強まってきたら速度を落とすなど安全を心がけてください。
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