台風15号と別の熱帯低気圧が発達 新たな台風発生へ
ウェザーニュース / 2022年9月23日 11時0分
9月23日(金)9時現在、フィリピンの東で発達中の熱帯低気圧について、気象庁は24時間以内に台風に発達する見込みと発表しています。
先ほど発生した台風15号に続き、発生すれば台風16号と呼ばれることになります。
▼熱帯低気圧 9月23日(金)9時
中心位置 フィリピンの東
移動 西南西 25 km/h
中心気圧 1002 hPa
最大風速 15 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 23 m/s
フィリピン北部を通り南シナ海へ
この熱帯低気圧はコンパクトではあるものの発達した雲域を伴っていて、この先も西寄りに進みながら発達を続ける見通しです。
明後日25日(日)頃にフィリピン北部を通過し、その後も南シナ海を西寄りに進み、来週中頃にベトナムに上陸する見通しです。
日本では、南西諸島にうねりが入り波が高くなる可能性がありますが、その他は直接の影響はありません。
この先も別の熱帯低気圧が発生の可能性
現在、南シナ海からフィリピンの東、マリアナ諸島にかけての地域は「モンスーントラフ」と呼ばれる、雲の発達しやすい気象状況が形成されています。
モンスーントラフは、インド洋から南シナ海を通って吹いてくる西風「モンスーン」と、太平洋高気圧の外縁部を吹く東風が接している部分で、反時計まわりの低気圧性の循環が生じています。モンスーントラフで合流した風が上昇することで雲が発達し、循環の中心が明瞭になってくると、そこで熱帯低気圧・台風が発生することになります。
台風は様々な場所で発生しますが、このモンスーントラフから発生する台風も数多くあります。
今後もマリアナ諸島などで別の熱帯低気圧が発生する可能性が考えられます。今後の情報に注意してください。
9月は8月に次いで発生数が多い
平年の台風発生数
今年9月はこれまでに台風が4つ発生していて、次に台風が発生すると今月5番目で、台風16号と呼ばれることになります。
9月の台風発生数の平年値は5.0個で、8月に次いで台風発生の多い月です。秋はジェット気流の位置の変化などにより、本州方面に影響を及ぼす台風が多い時期になります。台風への備えをしっかりとしておいてください。
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