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ほこりの80%が集まる場所とは? 秋のハウスダスト掃除のポイント

ウェザーニュース / 2022年10月7日 5時15分

ウェザーニュース

秋に入ってから、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどに悩まされることはないでしょうか。この時季注意したいハウスダストについて、お掃除や害虫対策ダスキンさんに教えていただきました。

秋のアレルギーに注意

アレルギーというと、花粉症など春の印象が強いようですが、秋に不調が出る人も多くいます。原因として注意したいのがハウスダストです。

「ハウスダストはほとんど目に見えない細かなほこりですが、さまざまなものが含まれています。平均的な一般家庭のほこり1gには、ダニ1000匹、カビ13万個、細菌3000万個が含まれているとされています。特にダニは春から夏にかけて急激に増え2〜3ヵ月で寿命を迎えるので、秋にはフンや死骸が蓄積しています。

ハウスダストは空気中に舞い上がりやすく、気づかないうちに吸い込んでしまってアレルギー症状やぜんそくなどを引き起こすのです。秋は湿度も低くなり、ハウスダストがより舞い上がりやすくなります。特に、お子さんのいる家庭では心配ですね」(ダスキン)

上手な掃除の方法

掃除することで、アレルギーの原因物質となるハウスダストを減らせるのです。しかし掃除しているつもりでも、きれいに保つのは難しいものです。

「ハウスダストの性質に合わせて掃除をしてみましょう。まず、掃除する場所と時間をおさえておけば、効率よくきれいに掃除ができます。次のポイントに沿って実践してみてください」(ダスキン)

(1)溜まりやすい場所を掃除

家の中でも、ハウスダストの溜まりやすい場所を重点的に掃除します。

「ハウスダストは常に空気中を漂っていますが、粒子の大きいものは落ちていきます。それが積もったものが、床や棚の上に溜まるほこりです。

そして、家の中でも廊下やトイレのような狭く仕切られた空間は、ほこりが溜まりやすいのです。また、棚の上のような高い場所よりも、床のような低い場所の方がほこりが溜まりやすくなります」(ダスキン)

まずこれらの場所から掃除すれば、家の中のハウスダストを減らすことができるのです。

「例えば、リビングでは床と背の低い機器の上を掃除するだけで、ほこりの約8割が掃除できることになります。ですから、ふだんの掃除では、廊下やトイレのような狭い場所、リビングでも床や、テレビなど背の低い機器の上を中心に掃除しましょう。高い棚の上などは、大掃除のときに忘れずきれいにします」(ダスキン)

(2)掃除は朝か帰宅直後に


掃除する時間にも注意があるといいます。

「ハウスダストは人や風などにより、空気が動くことで舞い上がります。就寝時や外出中などは動きがないので、ゆっくりと下に落ちていきます。そのため、朝や帰宅直後に掃除するのが、一番効率がよいのです」(ダスキン)

これからはハウスダストを減らす効果的な掃除の仕方で、家族の健康を守りたいですね。

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