熱帯低気圧が日本の南で発生　大東島地方に進む可能性

ウェザーニュース / 2022年9月28日 9時20分

ウェザーニュース

今日28日(水)3時、日本の南海上で新たな熱帯低気圧が発生しました。しばらく北寄りに進んだ後、東に進路を変える可能性が高いとみられます。

台風となるかは微妙な状況

本州の南東海上にある大きな雲の渦が台風17号です。今後は加速しながら北東に進んで日本列島から離れるため、影響は波やうねりだけとなります。

四国のはるか南の沖にある雲の渦が今朝発生した熱帯低気圧。今後はややまとまりながら、北西に進む予想です。周辺の海面水温は29℃前後と高く、風の状況からもやや発達する可能性があります。台風まで発達するかは現時点では微妙な状況です。

沖縄近海で東寄りに進路を変える

29日(木)夜の予想天気図

熱帯低気圧はしばらく北西に進んで、明日29日(木)の夜には沖縄本島の南東海上に達する見込みです。本州付近は東西に勢力を広げる高気圧に覆われているため次第に進路を東寄りに変え、大東島地方に進む可能性が高いとみられます。

ただ、その後の進路については不確実性が高い状況です。熱帯低気圧として日本列島に直接の影響がない場合でも、湿った空気を送り込むことで、雨雲を発達させるケースもあります。念のため、今後の動きに注意が必要です。