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台風18号 きょう大東島地方に接近 その後は進路を北東に

ウェザーニュース / 2022年9月29日 7時10分

ウェザーニュース

9月29日(木)6時現在、台風18号(ロウキー)は沖縄県の南大東島の南を北上しています。今日29日(木)に大東島地方に最接近となるため、強風や強い雨に注意してください。

▼台風18号 9月29日(木)6時
 中心位置   南大東島の南南東約150km
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北 20 km/h
 中心気圧   998 hPa
 最大風速   20 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 30 m/s


沖縄の大東島地方に接近 その後は進路を東寄りに

10月1日(土)の予想天気図

6時現在、台風18号は南大東島の南南東約150kmに位置しています。強風域半径は192.5kmで、南大東島はすでに強風域に入っているとみられます。

台風18号は南大東島から100km以内に接近する見通しで、大東島地方では強風や高波、急な強い雨に注意してください。

大東島地方に接近した後はしばらく北東に進み、10月2日(日)頃からは本州の南の海上で動きが遅くなる見通しです。これは進路を高気圧に阻まれる形になるためで、動きが複雑になる可能性があり、進路を正確に予測するのが難しい状況です。

勢力の予報をみると、この間、暴風域を伴うような顕著な発達は予測されておらず、4日(火)までには勢力を落として熱帯低気圧になるとされています。

なお、台風が本州に直撃しない進路をとったとしても、湿った空気の影響で雨雲が発達したりすることも考えられます。今後の情報に注意してください。

予報円の大きさは「強さ」や「大きさ」とは関係ない

今回の台風では進路図に破線の円で示された「予報円」が大変大きいことが特徴です。5日先にかけて、気象庁の台風予報の中では5段階の最大の大きさ(Cランク)となっています。

この予報円の大きさは、台風の強さや大きさを示しているのではなく、進路の不確実さの度合いを表しています。

気象庁の現在の定義では、予報円は台風の中心が70%の確率で入ると予想される範囲を示していますので、この円が小さいと予報の信頼度が高い、この円が大きいと予報の信頼度が低いと読み取ることが出来ます。

台風情報を正確に理解して、適切な防災行動・避難行動をとれるようにしましょう。

今年9月は12〜18号が発生 8月よりも発生多く

平年の台風発生数

台風18号は今月に入って7番目に発生した台風です。8月の発生数は5つだったため、9月が発生数で上回っています。

9月の台風発生数の平年値は5.0個ですので、平年と比べても発生数が多い状況です。9月に台風が7つ発生するのは2016年以来です。

秋はジェット気流の位置の変化などにより、本州方面に影響を及ぼす台風が多い時期になります。台風への備えをしっかりとしておいてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風18号の名前「ロウキー(Roke)」は米国が提案した名称で、チャモロ語における男性の名前からとられています。

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