金木犀がここ数日で一気に開花 東京でも6割が甘い香りを感じる

ウェザーニュース

まだ30℃近くまで気温が上がり暑い日もありますが、朝晩は涼しさを感じられるようになりました。空の様子や街中の木々からも夏から秋への移り変わりを感じられます。

市街地にも多く見られ、秋に咲く花としての印象も強い金木犀(キンモクセイ)が、甘い香りを漂わせ始めました。

水曜日以降に一気に開花か

ウェザーニュースがアプリ利用者を対象に今週水曜日から行っているアンケート調査結果を見ると、東京都内で金木犀の香りを感じたという方が日に日に増えているのがわかります。今日15時までの集計結果によると、その割合は6割以上に達しました。

また、アンケート調査の結果を詳しく見ると、当日初めて金木犀の香りを感じたという方の割合は、おとといは26％、昨日は34％とここ数日で一気に増えています。おとといの28日(水)にはTwitterのトレンドに「金木犀の香り」がランクインするほどの広まりでした。今日になって初めて香りを感じたという方の割合は10%ほどまで下がり、昨日までに香りを感じた方が半数を超えてきたため、東京都内ではおとといから昨日にかけてが、今年の金木犀の香りはじめと言えそうです。

昨年は9月前半に香りはじめ

ウェザーニュースでの調査によると、昨年は9月前半に金木犀が香りはじめたことがわかっています。昨年は9月前半の気温が低く、最高気温が25℃に届かない日が9日連続でありました。それに対して、今年は残暑が厳しく、9月の後半になるまで最高気温が25℃を下回る日はありませんでした。


来週に入ると空気が入れ替わり、東京でも最高気温が20℃前後の日が出てくる予想で、気温も一気に秋めく一週間となりそうです。街中では金木犀の香り以外にも、食卓や服装などでも秋への移り変わりを感じられることがでてきそうです。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）