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空にクラゲの大群!?「巻雲」は晴れの象徴

ウェザーニュース / 2022年10月2日 13時0分

ウェザーニュース

今日10月2日(日)は広く高気圧に覆われて、秋晴れとなっているエリアが多くなっています。

新潟県では空高いところでまるでクラゲの大群が泳いでいるかのような雲が見られています。これは「巻雲(けんうん)」と呼ばれる雲で上空5000m以上のところに現れます。

高さや形で分ける「十種雲形」

雲の種類は大きく10種類に分けられ、雲のある高さによってグループにすると次のようになります。

・巻雲(けんうん)
→すじぐも
・巻積雲(けんせきうん)
→うろこぐも
・巻層雲(けんそううん)
→うすぐも
ーーーーー
・高積雲(こうせきうん)
→ひつじぐも
・高層雲(こうそううん)
→おぼろぐも
ーーーーー
・乱層雲(らんそううん)
→あまぐも
・層積雲(そうせきうん)
→うねぐも
・層雲(そううん)
→きりぐも
ーーーーー
・積雲(せきうん)
→わたぐも
・積乱雲(せきらんうん)
→にゅうどうぐも
 
雲の種類をよく見ると「層」や「積」のつく雲が多いことが分かります。

「層」のつく雲はのっぺりと広がっていて、平らな感じがする雲。
「積」のつく雲はモコモコしていて、空高くのびていくような雲。

高さや形で細かく分けると、見分けがつきやすくなるのではないでしょうか。

また、10種類の雲の中でも、雨を降らせるのは「乱」のつく雲とされています。

巻雲は穏やかな天気の象徴

天気予報などで聞く「前線」の近くでは、多くの場合、雨が降ります。

この前線に近い所では、乱層雲などドンヨリとした低い雲が雨を降らせますが、前線から離れた、上空の高いところには、雨を降らせない巻積雲(うろこ雲)・高積雲などが見られます。巻雲はそこからさらに離れたところに現れるため、穏やかな天気の象徴です。

この先一週間は気温が変化するので、雨の心配がない空の時に衣替えを進めておくのがおすすめです。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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