今夜は「十三夜」 「中秋の名月(十五夜)」に並ぶ名月!
ウェザーニュース / 2022年10月8日 10時45分
2022年10月8日(土)は旧暦でいうと9月13日にあたるため、今夜は十三夜ということになります。
今夜は空を見上げて、先人が愛した十三夜の月を楽しんでみてはいかがでしょうか?
十三夜とは?
十三夜とは、昔使っていた月の満ち欠けをもとに1か月の日付を決める太陽太陰暦(旧暦)の9月13日の夜を指し、この日に見える月は旧暦の8月15日(十五夜)に出る月(中秋の名月)と並ぶ名月とされています。
平安時代に中国から伝わったとされる十五夜の月を愛でる風習とは異なり、十三夜の少し欠けた月を愛でる風習は日本独特のものと言われています。
ではなぜ、満月でもない十三夜にお月見をする風習が日本で始まったのでしょうか?
これに関しては諸説あるものの、延喜(えんき)19年9月13日 (現在の暦では919年10月9日)に、当時の法皇が催した月の宴がきっかけとなったというのが、最も有力な説とされています。
また、十三夜の月は、十五夜の月(中秋の名月)とセットで呼ばれることも多く、旧暦8月の十五夜の月を「前の月」、9月の十三夜の月を「後(のち)の月」と呼んだり、2つの月を合わせて「二夜(ふたよ)の月」と呼ぶこともあります。
そして、片方しかお月見を行わないことを「片見月(かたみづき)」と呼んで、縁起の悪いものとされています。
月と木星が接近
さらに、8日(土)夜~9日(日)明け方は、マイナス2.9等前後もの強い輝きで佇む木星と月が接近。少し下の位置にはみなみのうお座の1等星「フォーマルハウト」の姿も見られ、夜空の中でも目を引きそうです。
▼それぞれの沈む時間(東京)
月 9日(日)4:36
木星 9日(日)4:43
東京の場合、8日(土)は16時40分頃に月の出を迎えるので、夕方には東の空に浮かぶ月を見ることが出来そうです。その後、22時半過ぎに南の空で最も高度が高くなり(南中)、9日(日)4時半過ぎに月没するまで西の空で見ることが出来ます。
気になる天気は?
8日(土)21時の天気予想
三連休初日の今日は、全国的に日差しが届き、関東などの寒さも和らいでいます。
明日9日(日)は天気が下り坂に向かいますが、今夜は大きく崩れるところはありません。
月や木星は明るいため、薄雲の広がるところでも雲間や雲越しに見える可能性があり、今夜は広い範囲で十三夜を楽しめそうです。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
この記事に関連するニュース
ランキング
-
12025年に思い出が消える!?「ビデオテープが見られなくなる」問題【THE TIME,】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月27日 9時0分
-
2輪島市など震度5弱、住民不安「電柱倒れるのでは」…元日とは別の断層の可能性
読売新聞 / 2024年11月27日 21時54分
-
3国民民主・玉木氏、異例の官邸訪問=石破首相に原発新増設を要望
時事通信 / 2024年11月27日 20時9分
-
4出品者に情報提供求める=アマゾンジャパンの独禁法違反―公取委
時事通信 / 2024年11月27日 19時31分
-
5建築火災の専門家「密閉的な空間で放火されたらどうしようもない…」札幌すすきの“ガールズバー”爆発火災 火を放った疑いの41歳男性と20代女性従業員の間で交際トラブルも
北海道放送 / 2024年11月27日 19時56分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください