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冷凍して〇〇するだけ 秋の味覚「栗」の皮むきの裏ワザ

ウェザーニュース / 2022年10月12日 10時30分

ウェザーニュース

秋の味覚といえば「栗」は外せません。10月から11月が旬で栗ご飯、栗きんとん、甘露煮、マロングラッセなど、いろいろな楽しみ方ができます。

旬の時期に栗をいっぱい食べたいけど、皮をむくのが大変だと感じる人も多いはず。そこで今回は簡単に栗の皮をむく方法をご紹介します。

その前に、栗の構造について茨城県の栗生産農家、星政和さんに教えていただきましょう。

食べているのは種 栗の部位の秘密

栗の構造

「天然の栗は、鋭いイガに包まれています。イガの中には通常3個の実が入っていて、ふだんスーパーで売られているのは、茶色の固い鬼皮にくるまれた状態の栗です。鬼皮をむくとぴったりと渋皮が張り付いた中身が現れます。これを果肉だと思っている人が多いようですが、渋皮と中身は栗の種なのです」(星さん)

では、果肉はどの部分かというと、鬼皮が果肉に当たるのだといいます。

「まだ青い状態のイガを割ると、鬼皮は真っ白で果肉らしさを残しています。栗はアーモンドやクルミと同じように、種を食べる果実なのです」(星さん)

栗の部位を整理すると、次のようになります。

鋭いイガ  → 皮
茶色の鬼皮 → 果肉(これは食べられない)
渋皮と中身 → 種(これを食べる)

むいてしまうとおいしい栗ですが、鬼皮と渋皮をむくのには一苦労します。これを簡単にむく方法を、発酵美容家のザイマリさんに伺いました。

簡単にむける裏ワザはコレ!

栗をむく方法はいろいろあります。一晩水に漬けてからむく、圧力鍋で炊いてからむく、鬼皮に切れ込みを入れフライパンや電子レンジで加熱してむく、専用の皮むき器を使うなど、人によってさまざまでしょう。

ザイマリさんが発見したのは、冷凍する方法。驚くほど簡単にむけるそうです。

栗の皮むきの裏技

「生栗を一晩冷凍し、翌日解凍してむくと鬼皮が柔らかくなり、手で簡単にむくことができるのです。渋皮も剝がれやすくなっているので、包丁を当てるだけで簡単に削ぐことができます。驚きの裏ワザなので、ぜひ試してください」(ザイマリさん)

生栗は常温で保存すると虫に食われてしまうことがあるので、買ったらすぐに冷凍庫へ入れてしまうのがお勧めだそうです。

この方法を知っていれば、美味しい栗を目にした時にためらわずにかごに入れることができそうです。ぜひ、採れたての秋の味覚を味わってください。

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