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紅葉見頃予想2022 栃木・日光は10月下旬、京都・嵐山は11月下旬から見頃に

ウェザーニュース / 2022年10月13日 12時31分

ウェザーニュース

ウェザーニュース 第2回紅葉見頃予想

現在、紅葉は宮城県栗駒山や群馬県谷川岳など東北や関東の山を中心に見頃を迎え、長野県上高地(河童橋付近) などもまもなく見頃を迎えようとしています。ウェザーニュースでは、この先の天候などをもとに2022年の紅葉見頃予想を発表しました。

全国の紅葉名所の見頃日を確認して、紅葉狩りの計画にお役立てください。

■ポイント ■

・北日本は本格的な紅葉シーズン
 西、東日本の山も色付き開始
・西、東日本の見頃は平年並み〜やや遅い予想
・多くの名所で鮮やかな紅葉に期待

西、東日本の見頃は平年並み〜やや遅い予想

2022年 全国見頃予想マップ

9月は北日本の日本海側を中心に晴れた日が多く、放射冷却によって色付きが進みました。大雪山系(北海道)や八幡平(秋田)、中央アルプス・千畳敷カール(長野)などで平年並み〜早い見頃を迎えました。

一方、10月に入ってからは暖気の影響で北日本や東日本の標高が高い山では色付きがやや足踏みしました。磐梯吾妻スカイライン(福島)や谷川岳(群馬)では平年より4日遅い見頃を迎えています。

その後、先週は広く寒気が流れ込んだ影響で色付きが一気に進みました。このため白山白川郷ホワイトロード(石川)では平年並みの見頃を、剣山(徳島)では平年より4日早い見頃を迎えています。

今後11月にかけての気温は全国的に高い傾向ですが、天気は周期変化します。晴れる日は放射冷却で冷え込み、また前線通過後は一時的に寒気が流れ込むことで色付きが進みそうです。

また、11月後半になると西日本や東海では徐々に高温傾向が和らぐ見込みです。このため、これから見頃を迎える多くの名所で平年並み〜やや遅い見頃とみています。

台風の影響は限定的 広く鮮やかな紅葉に期待

9月の台風の影響で、西日本の一部からは山を中心に葉が散る・色付きが悪いなどの報告がありましたが、多くの名所では全体の鮮やかさを損なうほどの被害は出ていません。

葉が鮮やかに色付くためには、夏の天候に加えて秋に適度な日差しと雨があり、気温がしっかりと下がることが必要です。

今後、天気は周期変化して、葉の色付きに必要な適度な日照や降水、気温低下が見込めます。このため、多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できそうです。

ただ、11月上旬は東日本の太平洋側で前線により大雨のおそれがあります。大雨の被害次第では紅葉の鮮やかさに影響が出る可能性があります。


※ 見頃の定義:一つの名所の中で、全体の約7割が色付いたときから落葉が始まった日まで
※ 見頃の平年:2004年から2021年の期間で、紅葉が見頃を迎えた日から落葉が始まった日の平均
※ 天候の平年:1991年〜2020年の過去30年平均


写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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