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冷え込んだ朝 霧の中に白虹(霧虹)が出現 北海道・旭川

ウェザーニュース / 2022年10月13日 7時40分

ウェザーニュース

今日13日(木)朝、北海道旭川市では霧の中に幻想的な白い虹のアーチが見られました。これは霧が解消に向かう時に見られる「白虹」もしくは「霧虹」と呼ばれる現象です。

今朝は冷え込み、初霜・初氷観測も

白虹の現れた旭川市では、放射冷却が強まり今朝は今シーズン一番の冷え込みとなりました。1.3℃まで気温が下がり、初霜と初氷の観測も発表されています。

▼初霜観測
 平年より4日遅く、昨季より6日早い

▼初氷観測
 平年より5日早く、昨季より6日早い

白虹は霧解消で晴れのサイン

白虹と七色の虹の原理

通常の虹は太陽の光が雨に反射する際、雨粒がプリズムの役割を果たして太陽光が分光されるため、七色に見えます。

一方、白虹は太陽の光が霧の粒に反射・散乱して見られます。霧の粒は雨粒より細かいためプリズムのように分光されず、全ての波長(色)の光が同じように散乱されるため、白く輝いて見えます。また、回折と呼ばれる現象によって太陽の光が曲げられ、その曲げられた光が集中するところが明るく見られることも、白く輝いて見える一因です。

太陽の高さが低い朝や夕方に霧が出ていて解消に向かうときに、このような白い虹が見られることがあります。


今日は高気圧に覆われて、このあとは北海道全域でスッキリとした青空が広がります。昼間は日差しのもとでは暖かくなり、15℃を超えるところがほとんどです。冷え込んだ朝との寒暖差が大きくなりますので、服装で上手に調節するようにしてください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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