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ポイントは芯の太さ!? 美味しいにんじんの見分け方

ウェザーニュース / 2022年10月20日 5時20分

ウェザーニュース

冬にんじんが旬を迎えています。にんじんには、旬が初夏と秋冬の2回あり、初夏のものを夏にんじん、今の時季から出回りはじめるものを冬にんじんというそうです。

これから鍋物や煮物にも活躍するにんじん。ウェザーニュースが実施した「にんじん好き? 嫌い?」というアンケート調査では「好き」が86%と圧倒的な支持を集めています(2022年10月16〜17日実施、11,928人回答)。

そこで美味しい冬にんじんの見分け方を、千葉県船橋市の青果店、大吉青果の大久保沙英子さんに伺いました。

太り過ぎは避ける!?

にんじんは逆三角形をしていますが、まずはその形に注目すると良いそうです。

「ずんぐりとして太りすぎのものは、ややキメが粗く、芯の部分がスカスカした感じがすることがあります。

さらに、よく見ると表面に白くひげ根のあとがあります。これが均等にまっすぐ並んでいるものは生育が順調で美味しいとされています。

表面の色は鮮やかな濃いオレンジ色で、ハリやツヤがあるものがよいでしょう。

その他にも、見た目よりもずっしりと重い感じのものは、水分がたっぷりと含まれて甘みがあるといわれています」(大久保さん)

芯で見分けるのもポイント

葉の付いていた切り口の部分も美味しいにんじんを見分けるポイントになるそうです。

「にんじんの断面をみると、真ん中のオレンジの薄い部分を囲んでオレンジが濃い部分があります。オレンジの薄い部分は芯にあたります。

にんじんは、育ちすぎると芯が太く大きくなりますが、育ちすぎは固くてザラつきがあり、甘みが少なくなる傾向にあります。つまり、柔らかく甘みがあるものは、芯があまり大きくないのです。

そこで見分けるには、葉がついていた首の切り口に注目しましょう。芯につながる葉が付いていた部分が大きいものは芯も太いので、なるべくその部分が小さいものを選んでください。

また、首の周りが緑色だったり、黒っぽくなっているものは甘みに欠けるので避けましょう」(大久保さん)

にんじんには抗酸化作用があり、活性酵素の働きを抑えると言われるβカロテンが大量に含まれます。さらに、ビタミン、ミネラル、食物繊維も豊富に含んでいます。

鍋物やシチュー、煮物など温かい料理には欠かせないにんじんを食べて寒さに備えませんか。

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