西日本の空にうろこ雲 今夜にかけて雲は増加

ウェザーニュース

今日21日(金)は昨日に続いて全国の広い範囲で朝から秋晴れとなっています。西日本の上空には秋を代表する、うろこ雲が現れてきました。

午後にかけて雲は厚みを増す

日本列島に秋晴れをもたらしている移動性の高気圧は、中心を東日本に移してきました。高気圧の後ろ側に入っている西日本は、快晴だった昨日に比べると空に広がる雲が目立つようになっています。

中国・四国では秋を代表する雲のひとつ、うろこ雲が現れました。うろこ雲(いわし雲)は、巻積雲(けんせきうん)の一種に分類されます。上空5,000～13,000mの高い所に現れる雲です。巻積雲は氷の粒で形成され、雲に厚みがなく太陽光線を透過させるため、雲の底に陰ができず、白く見えます。


この後は高気圧がさらに離れていくため、段々と雲が増えて、午後は曇り空に変わる所が多くなる見込みです。広い範囲で雨が降るような大きな天気の崩れはないものの、今夜、極大を迎えるオリオン座流星群の観測は少し難しいかもしれません。
» 関連記事 「オリオン座流星群」今夜出現ピーク

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）