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各地で冷え込む朝 東京で9.5℃を観測

ウェザーニュース / 2022年10月26日 8時20分

ウェザーニュース

今日26日(水)は高気圧に覆われ、全国的に朝から晴れています。放射冷却現象が強まることで各地とも冷え込み、この秋一番の寒さとなっているところが多くあります。

各地で今シーズン一番の冷え込み

今日26日(水)は高気圧に覆われて全国的に朝から晴れているところが多く、放射冷却現象が効いて各地で強く冷え込んでいます。7時までの最低気温は長野県・野辺山で-4.4℃、北海道・江丹別で-6.4℃など、冬日の地点は全国で164地点あります。北海道釧路市では車のサイドガラスに霜が降りています。

主要都市の最低気温を見ると、東京で9.5℃、名古屋で8.7℃、大阪で10.4℃と、各地で今季最低の気温を更新しました。

また、甲府地方気象台は、7時54分に初霜の観測を発表しました。平年より13日早く、昨年より2日遅い観測です。

▼今日の最低気温(7時まで)
 札幌   0.8℃(今季最低)
 仙台   8.5℃
 東京   9.5℃(今季最低)
 名古屋  8.7℃(今季最低)
 大阪   10.4℃(今季最低)
 広島   9.2℃(今季最低)
 福岡   9.9℃(今季最低)

昼間は上空の寒気が東へ抜けて、関東から西の地域は爽やかな陽気になる見込みです。

東京の最高気温は18℃と、20℃には届かないものの、ここ数日に比べると過ごしやすくなります。沿岸部では風が強く、日陰だと気温の数字より寒く感じることがありそうなので、ストールなど小物で上手に体感温度を調節してください。

放射冷却とは?

放射冷却の仕組み

放射冷却は地表面から熱が放出されて冷える現象のことを指します。

昼間は地球から出ていく熱よりも太陽から受ける光のほうが強いため、地表は温められます。一方で夜は太陽光線はなくなるのに対し、地球からは赤外線として熱が放出され続けるために地表は冷えていきます。

放射冷却は冷え込んだ朝に限らず起きていて、それが顕著にあらわれたかどうかが気温の低下に影響しているのです。

風がなく良く晴れた日は放射冷却が強まりやすく、移動性の高気圧に覆われて秋晴れとなる日がこの条件に当てはまります。これから冷え込む日が増えてきますので、暖房器具や秋冬用の寝具は早めに準備しておくと良さそうです。


写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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