大型台風22号は南シナ海に進む 沖縄は月初から強雨に注意

ウェザーニュース

大型の台風22号（ナルガエ）は、28日(金)15時現在、フィリピンの東の海上を西北西に進んでいます。

フィリピンの接近、上陸した後は南シナ海に進む見込みです。その後の進路は不確実性が大きく、沖縄に近づく可能性もあります。

▼台風22号　10月28日(金)15時
　中心位置　　　フィリピンの東
　大きさ階級　　大型
　強さ階級　　　／／
　移動　　　　　西北西　25 km/h
　中心気圧　　　994 hPa
　最大風速　　　20 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　30 m/s

別の低気圧が発生し沖縄は強雨も

11月1日(火)朝までの予想降水量

台風が南シナ海に達する11月1日(火)頃は、沖縄付近に別の低気圧が発生し、そこに向かって暖かく湿った空気が流れ込む予想となっています。沖縄や奄美では台風が離れていても雨の強まるおそれがあるため、注意が必要です。

また、台風は南シナ海をそのまま西進する可能性と、東寄りに進路を変える可能性がともにある状況です。東寄りに進んだ場合は沖縄に近づいて、雨の強い状況が続くことも考えられますので、今後の情報をこまめにご確認ください。

平年の台風発生数

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風22号の名前「ナルガエ（Nalgae）」は北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）が提案した名称で「つばさ」を意味する言葉からとられています。