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沖縄の南にある前線周辺で雨雲発達 台風22号の間接的な影響

ウェザーニュース / 2022年10月31日 10時0分

ウェザーニュース

今日31日(月)は沖縄付近で発生した前線の活動が活発になっており、局地的に激しい雨を降らせています。南シナ海を進む台風22号の間接的な影響です。

前線に向かって湿った空気が流入

昨夜、沖縄の南の海上で発生した前線はゆっくりと北上しています。南シナ海を進む台風22号の影響もあり、前線に向かっては湿った空気が次々に流れ込んでおり、雨雲が発達しやすい状況です。

気象衛星ひまわり8号による雲画像をみると、台風22号からつながるように前線の雲の帯が伸びていて、活発な雨雲が広がっている様子がわかります。9時50分までの1時間には宮古島で43.5mmの激しい雨を観測しました。

沖縄は明日にかけて断続的に激しい雨

31日(月)午後の雨雲の予想

午後になると前線の北上に伴って、沖縄本島にも活発な雨雲が広がってくる見込みです。発達した雲が島にかかった場合は、1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあります。

また、前線の動きが遅いため、雨の強まりやすい状況は明日11月1日(火)にかけても続く見通しです。

短時間の強雨による道路冠水や河川の急な増水、総雨量が増加することによる土砂災害などの危険性が高まりますので、少なくとも明日いっぱいは警戒をしてください。

台風22号は南シナ海をゆっくり移動

台風22号の進路予想

31日(月)9時現在、大型の台風22号(ナルガエ)は南シナ海でほとんど停滞しています。今週後半にかけて南シナ海をゆっくり移動し、4日(金)には勢力を弱めて熱帯低気圧に変わる見込みです。台風の影響で台湾や香港などは雨の強まるおそれがあります。

▼台風22号 10月31日(月)9時
 中心位置   南シナ海
 大きさ階級  大型
 強さ階級   //
 移動     ほとんど停滞
 中心気圧   985 hPa
 最大風速   25 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 35 m/s


参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構

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