東海や近畿の一部で雲が広がり雨も 風向の変化で雲が発生

ウェザーニュース

今日31日(月)の日本列島は高気圧に覆われ、晴れている所が多くなっています。ただ、東海や近畿の一部だけは雲が広がり、時々雨の降るすっきりしない天気です。風の流れが大きく影響しています。

夕方以降は紀伊半島や四国で雨雲発達

気象衛星ひまわり8号による雲画像をみると、西日本から東日本の広範囲が晴れのエリアに入っている中で、三重県から滋賀県を中心とした地域だけが厚い雲に覆われています。

三重県の沖合では、東から北東に風向きが変化しており、シアーラインが形成されています。シアーラインの周辺では上昇気流が起きており、湿った空気が流れ込むことで雲が発生。雲は上空の風によって北西方向に拡大し、滋賀県や京都府など近畿まで広がっている状況です。

このあと、シアーラインは西に移動すると予想され、湿った空気の流入が強まるため太平洋沿岸を中心に雨雲が発達する可能性があります。紀伊半島南部や四国の太平洋側は夕方以降、1時間に20mmを超えるような土砂降りの雨になる所がありますので、注意をしてください。

参考資料など

気象衛星可視画像：NICT-情報通信研究機構