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青空に飛び立つバルーン 佐賀「バルーンフェスタ」3年ぶりに開催

ウェザーニュース / 2022年11月3日 10時30分

ウェザーニュース

昨日11月2日(水)から佐賀県で「2022佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が開催されています。

5日間の日程で今日3日(木)は大会2日目になり、カラフルな熱気球が優雅に青空に飛び立ちました。

風の流れを読む高度な技術

日本全国から70機程度のバルーンが集まり、地上に設けた標的に対してどれだけ近い場所に熱気球からマーカー(砂袋)を落とせるかを競います。

熱気球の競技は「タスク」と呼ばれています。地上に設けた地点に近づくためには、上下方向の移動に加えて水平方向の移動が必要になります。気球はそもそも人の操作では上下方向の動きしかできないため風の向きがポイントとなります。

バルーンは気球内部の空気を温めて、空気を軽くして浮かび上がります。上下の動きは、気球内の空気を温めたり温めた空気を抜いたりして行いますが、水平方向は、上空を吹いている風に乗って移動します。上空の風の流れを利用する一方、影響もされやすいのです。

昼間の日差しがたっぷり降り注ぐ時間は、地面が暖められて上昇気流が発生し、空気の上下の動きが激しくなりやすいので、バルーンを飛ばすのには向きません。このため、実際にバルーンを飛行させるのは、空気が比較的安定しやすい朝と夕方に行うのが一般的です。

6日(日)にかけての天気

気象サポートチームが現地の天気を解説

3日(木)現地で気象サポートをする内藤邦裕気象予報士

バルーンフェスタは6日(日)まで開催されます。現地で気象チーフを担っているウェザーニュースの内藤邦裕気象予報士に天気を聞いてみました。

「今日は晴れて風も弱く、最高のバルーン日和となっています。ただ、明日4日(金)は冬型の気圧配置となるため風が強まる可能性があります。バルーンは平均で風速3.5m/s以上の風が吹くと飛ばすことが難しくなるため、風の予報に注意しています。明日の競技開催可否については大会本部からの公式発表をご確認下さい。」とのこと。

3年ぶりの観客入りの開催、多くの気球が飛び立てるといいですね。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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