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皆既月食2022ダイジェスト 欠け始めから赤銅色への変化、天王星食も

ウェザーニュース / 2022年11月9日 6時35分

ウェザーニュース

昨夜は、日本全国で皆既月食が起こりました。広範囲で満月が欠けていく様子や赤銅色に変わる様子、同時に起こった天王星食の様子が各地で見られました。



次に日本で皆既月食が見られるのは、約3年後の2025年9月8日となります。

皆既食は約86分間も

※ページ内で動画が再生が出来ない場合は、ウェザーニュースのアプリやWebサイトの「お天気ニュースCh.」からご覧ください。

今回は月が地球の影の中心近くを通ったため、皆既食の時間は比較的長くなり、約86分間にわたって皆既食を見ることができました。

▼月食の時刻(全国共通)
部分食の始まり 18時09分頃
皆既食の始まり 19時16分頃
皆既食の最大  19時59分頃
皆既食の終わり 20時42分頃
部分食の終わり 21時49分頃

ほぼ全国で皆既月食が観測できた

ウェザーニュースアプリ利用者の報告 11月8日17時~21時30分

今回の皆既月食の時間帯には、日本全国のほとんどの地域で晴れていて、肉眼でも月の欠けていく様子や赤黒く色の変わった月を見ることができました。

アプリ「ウェザーニュース」の利用者に月が見えていたかアンケート調査を行ったところ、少し雲の広がった北日本や北陸、沖縄などの一部エリアでは見えないという報告もありましたが、その他の広いエリアでは見えると回答が多数となり、多くの場所で月食を見ることができていました。

442年ぶりの皆既月食+惑星食

月食の最中に、天王星が月を出入りする「天王星食」も起こりました。日本で皆既月食と惑星食が同時に見られたのは1580年7月26日以来、442年ぶりです。

今回は小笠原諸島を除く日本の多くのエリアで見ることができました。

惑星食の現象は珍しいものではありませんが、月食の最中に起こることはめったにありません。次回、日本で皆既月食と惑星食が同時に起こるのは2344年になります。地球全体でみても、次回は2106年の部分月食で、皆既月食となると2235年までないようです(全惑星食が対象)。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

参考資料など

国立天文台 https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2022/11-topics02.html
アストロアーツ https://www.astroarts.co.jp/special/20221108lunar_eclipse/

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